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IATA/FIATA DIPLOMA(ディプロマ)試験

1.試験の概要

正式には、IATA/FIATA INTERNATIONAL CARGO AGENTS TRAINING PROGRAMMEといいます。
合格者には「ディプロマ」という国際資格が与えられます。日本では、(社)航空貨物運送協会(JAFA)が
ディプロマ試験の管理・運営を行っています。
「基礎コース」「上級コース」「危険物コース」が用意されています。

2.試験内容

■基礎(T)コース(CARGO INTRODUCTORY COURSE)

 ○国際航空貨物の運送状(AWB)および輸送スケジュールの作成、運賃計算等についての基礎知識を問います。
  @発着地空港を中心とした世界地理
  A国際時刻表の見方と利用方法
  B航空機の種類と機能
  C航空貨物運送状の作成
  DTACT(THE AIR CARGO TARIFF)の規則と航空貨物運賃・諸料金の計算

 ○試験時間
  試験は午前中3時間かけて行われます。
  試験では、英文教材のOAF Training EditionおよびTACT Training Editionを参照して解答します。
  100点満点で60点以上の得点で合格です。

■上級(M1)コース(CARGO RATING COURSE)

 ○国際航空貨物の運送状(AWB)および輸送スケジュールの作成、高度な運賃計算等についての専門知識を問います。
  基礎的な知識に加えて
  @各種航空貨物運賃(合算運賃・Mixed ConsignmentおよびULDの運賃)の計算
  A航空貨物運送状の作成

 ○試験時間
  試験は午前中3時間30分かけて行われます。
  試験では、英文教材のTACT Training Editionを参照して解答します。
  100点満点で60点以上の得点で合格、ディプロマが授与されます。

■危険物(M2)コース(DANGEROUS GOODS INITIAL)
  危険物資格更新(MR)コース(DANGEROUS GOODS RECURRENT)

 ○IATA危険物規則書(DGR)についての関連書類、輸送梱包等についての専門知識を問います。
  @IATA DANGEROUS GOODS REGULATIONS(IATA♀・ッ物規則書の正確な適用
  A危険物の輸送に関する輸出者、貨物取扱店および航空会社の適正な取扱いについて
  B適確な梱包、マーキング、ラベリング
  C危険物輸送の諸条件を満たした危険物申告書および航空貨物運送状の作成等についての質問

 ○試験時間
  試験は3時間です。
  試験では、英文教材のIATA危険物規則書(DGR)を参照して解答します。
  100点満点で80点以上の得点で合格、ディプロマが授与されます。